ベトナム戦争が終結してほぼ半世紀。 アメリカに残された傷痕が今も根深いことを この作品で知り、胸をえぐられる。 当時、若さの頂点にあった 豪華男優陣たちの顔に、 時の流れが見事に刻まれていることにも思わず感動!
――戸田奈津子(映画字幕翻訳者)
『地獄の黙示録』よりも『ディア・ハンター』よりも『プラトーン』よりも、 この 映画が好きだ。誰もヒーローがいない。 ヒーローはすでに死んでいる。 リアルな 戦闘シーンと、病いが支配する現代。 幸福な結末が、痛々しい。
――村上龍(作家)
これは人間にとって「誠実な行為」とはなにかを問う映画です。 いまどきの日本では滅多に見かけない大真面目な映画です。 この御時世に真面目な映画は二の足を踏むかもしれませんが こんな御時世だからこそお薦めしたい映画です。 ひとりの人間の「誠実な行為」というやつには 確かに値打ちがあります。 久々にそう思わせてくれる映画でした。
――押井守(映画監督)
政権交代があったこの春に観るにふさわしい、 これからのアメリカに継承してもらいたい人物と精神! 反体制のシンボルだったピーター・フォンダの遺作が この作品であるのは、僕らの世代には感慨深い。
――小堺一機
これは戦場の「海猿」だ! 日本における東日本大震災のように、 それぞれの国に「決して忘れてはいけない出来事」がある。 明らかになるのは自分の身を挺してでも 人の命を救いたいという崇高な精神なのだ。
――笠井信輔(フリーアナウンサー)
戦争を体験していない者には分からない帰還兵の深い傷跡を、 多くの名優たちがリアルな演技で 淡々と感じさせるとても誠意ある作品です。
――ピーター・バラカン
セバスチャン・スタンをはじめ、 マーベルや様々なヒーロー物で有名な超一流の俳優たちが 今回は“普通の人間”を演じています。 けれど彼らのハートはヒーローと同じくらい熱い! ラストに待ち受ける感動は ヒーロー映画を観たのと同じぐらいのカタルシス!
――杉山すぴ豊(アメキャラ系ライター)
アクションやサスペンスでなく、 こんなにも豪華な演技派ばかりがそろい、 ガチンコの芝居合戦を繰り広げるなんて夢のような時間。 実話の持つパワーもさることながら、 ハリウッドの底力を感じるパワフルな一作よ。
――よしひろまさみち(映画ライター)
W・ハート、C・プラマー、 S・L・ジャクソン、E・ハリスなどなど、 セバスチャン・スタン初主演作に集まった 重量級名優陣の顔ぶれだけで映画通なら身を乗り出すはず。 さらに彼らが織りなすラストの感動が予想以上!
――スクリーン編集部
「誰もピッツのことを忘れない。」 長年埋もれていた一兵士の英雄的行為に光を当て映画化に辿り着いた。 真実を探し求めて、人が人に会い、訪ね歩くことの大切さ。 今、コロナ禍の下、多くの人々に課せられた制約を思うとき、 本作は正にジャスト・ミート!
――関根忠郎(映画コピーライター)
※敬称略/順不同